耳鳴りは脱水症状のサイン
梅雨があけると熱中症で病院に搬送される患者の割合が急激に増えます。
熱中症は高熱が出て、最悪の場合は死に至る可能性もある恐ろしい病気です。
この熱中症は、体から水分が失われた脱水という症状が最初に出る病気です。
ところがこの状態に気づくのは非常に難しく専門家の間でも自覚症状がないのでかくれ脱水などと呼ばれるとともに注意を呼びかけています。
人にのって熱中症の進行具合はさまざまですが、はじめに必ずこのかくれ脱水の症状があるはずです。
人間の身体は、熱くなると体内の熱を外に出すために汗をかきますが、この結果身体の中の水分が失われます。
この状態に気づくことなく水分の補給を怠ると、体はさらに汗をかき、熱中症の症状が進行してしまうのです。
身体から水分がなくなっていくと、耳鳴りがしたひ、めまい、立ちくらみや足のつりといった症状が現れます。
さらに体内の水分が完全になくなると汗が出てくることさえ止まり、身体の中に熱がこもり、体温が上昇すると同時に意識障害が出るなどの重度の熱中症の症状が現れます。
この熱中症の前兆とも言えるかくれ脱水を見抜くことができれば、熱中症は予防することができます。
そこでかくれ脱水に陥った時に身体が出すサインとなる症状を紹介します。
最もよくある症状が足のつりです。
運動不足による足のつりだと思い、放っておいてしまわれることがよくあるのですが、これは熱中症の大きなサインです。
人は大量の汗をかくと体内の水とイオンが失われます。
人に大切なのはこのイオンで、イオンがなくなると、神経が正常通り機能しなくなります。
すると筋肉への指令がうまくいかず、足がつってしまうのです。
これと同じ仕組みで起こるサインが耳鳴りです。
これも神経が機能せずに起こるのが原因です。
その他の熱中症のサインとしては、大量の汗をかいたり、普段はできてきる仕事や家事に時間がかかってしまうような、集中力の低下や、めまい、食欲の減退、それに伴う脱力感などがあります。
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