耳鳴りの原因や治療方法、対処の仕方などについて解説

朝起きると耳鳴りの症状がひどくなる場合がある

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耳鳴りには、本人だけが認識できる音が頭のなかで鳴り響く、自覚的耳鳴りがあります。
片耳あるいは両耳で断続的または継続的にキーンと音が聞こえます。
時に難聴を伴うことも多く、頭痛や吐き気をもよおすこともあります。
また、朝起きると症状が悪化するという声もよく聞かれます。
原因が判然しておらず、様々な要因が複合的に作用しているものとされます。
内耳の異常によるものから、不安、ストレスなどの神経症状まで数多くの原因があります。
長時間にわたり騒音にさらされてから静かな場所へ行くと、耳鳴りがすることがあります。
そして、この症状がおさまらない場合は音響外傷と診断されます。
耳周辺の筋肉や関節の音、血管を流れる血流が本人だけでなく他の人にも聞くことができる場合は他覚的耳鳴りといいます。

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内耳の血流が悪い場合は、遠赤外線で耳周辺を温めたり、血流を良くする内服薬を処方します。
風邪やアレルギー性鼻炎で耳管が閉塞している場合は、病気を治療することで耳鳴りの症状が緩和されます。
筋肉の硬直や痙攣がある場合は筋肉弛緩剤を処方したり、医療用遠赤外線を照射して温めることで筋肉の硬直をほぐします。
少数ですが、脳腫瘍や脳動脈硬化など緊急性が高い病気が原因となることがありますから、一度耳鼻咽喉科を受診すると良いでしょう。
薬物治療以外に心理的側面からの治療も試みられています。
TRT療法とは、この症状へ順応させるトレーニングをして、静かなところで耳鳴りが聞こえても全く気にならない状態を目指します。
キーンという音が聞こえても気にしなくなるには根気よく治療を継続する必要があります。

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